インプラントの基礎知識-14,インプラントが失敗する原因は何ですか?

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インプラントの基礎知識

14,インプラントが失敗する原因は何ですか?

大きな原因は「力と細菌」です。このバランスが崩れるとインプラントは生着しないか、生着(「オッセオインテグレーション」と言います)しても脱離する事があります。また、上部構造装着後にも破折や動揺等が起こりうる可能性はあります。外科処置で生ずる「腫れ・痛み・しびれ」などの症状は、時間はかかりますが、治る場合がほとんどです。

埋入した時の全身状態が生涯続くことはありません。患者さんも加齢とともに、感染に対する免疫力も低下します。

いずれにしても、患者さんも医師も人間ですから100%はあり得ません。

大切なのは、「起こりうる可能性」に対する説明と、少しでも不安があれば、聞いて、調べて疑問を解消しておくことです。

もし、これからインプラントを考えている方で、死ぬまで何もトラブルが起こらず、痛みも腫れも全く生じない手術を期待しているとしたら、「インプラント仙人」でも探して下さい。さらに低価格まで求めるなら、ホームページで「安い、痛くない、腫れない、一生持ちます・・・」等を表記しているクリニックを尋ねたらいかがですか?スピリチュアラーの先生がいて、全く触わらずにサイババのような手術をいただけるんじゃないでしょうか?